cawaii ジャーナル/展覧会

2011.06.04

実験的な陶器ブランド、yggdrasill

yggdrashill.jpg
 
 
 
6月4日(日)まで森岡書店で開催された陶器展「yggdrasill porcelain collection」。
yggdrasill(ユグドラシル)は、金沢で活動する陶作家の扇谷 美和子さんが今年からはじめた陶器ブランド だ。陶を用いた作品作りを行ってきた彼女が、アンティークの食器から想を得て、これらを型取りし、そこに陶土を流し込み成型して焼き上げたコレクションのお披露目だった。
 
白と銅色の2色で展開された作品は、ブリキなどの金属製のポットやグラス、トレイの傷やゆがみがそのまま陶磁器に反映され、不思議なテクスチャーを作り出している。

「限りある古く美しいものをこのように残していく方法もあるのではないかという実験的発想」から生まれた陶磁器のひとつを購入し、さっそくコーヒーを淹れ、飲んでみた。口に当たる感触がなんとも新鮮で、いつものコーヒーもひと味ちがうおいしさに感じた。
 
ユグドラシルとは北欧神話に登場する架空の木。日本語では世界樹、宇宙樹とも呼ばれる。
yggdrasill はアンティークの失われゆく美しさと存在感を磁器に写しながら、この木のようにゆっくりと成長を続け、世界をつくっていくだろう。



「yggdrasill porcelain collection」(東京)
会期:5月30日(月)〜6月4日(日)13時〜20時 会期中無休
会場:森岡書店

 

「yggdrasill porcelain collection」(金沢)
会期:6月22日(水)〜6月27日(月)12時〜20時 会期中無休
会場:ENIGME